バンコクからすぐのクレット島が素敵だよー!
知人がオススメしてくれたのですが、聞いた時は、島?バンコクからすぐ?という感じで理解できずにいました。
タイで島といったら、本島から離れたサムイ島やプーケット島などを思い浮かべますよね。
ただ、行って見たら本当にバンコクからすぐ。しかもめっちゃ素敵!
島だからか、なんだかスローな雰囲気が漂っていて落ち着くんですよねー。
僕が訪れた時は、タイ人率98%くらい。海外からの観光客とは殆ど出会えませんでした。
知人曰く、近隣にすむタイ人の間で人気の観光地なんだとか。
本記事では、そんなローカルに愛されている観光地、クレット島をレビューします。
目次
クレット島とは
そもそも、なんでバンコクからすぐに島があるんだろう。
そう思って調べて見ました。
アユタヤ王朝のターイサ王(在位1708–1832)時代、周辺を流れるチャオプラヤー川の一角を掘削工事した際に誕生した町でしたが、その後、川の流れによって次第に陸から離れて現在のような中州、川のなかの「島」の状態になりました。
アユタヤ王朝末期からバンコク王朝初期にかけてモーン族が移り住むようになり、現在のワット・パラマイ・イカーやワット・パイロームなどアユタヤ様式の寺院などを建て、先祖代々から伝わる陶器やお菓子づくりで生計を立ててきました。
現在も、バーン・カノムタイをはじめとした島内の菓子店では伝統的なお菓子づくり、また焼き物センターではタイで初めてつくられた耐火煉瓦製の窯をそれぞれ見学することができます。
なるほど。という感じですね。
人工的なものではあるけど、独自の文化が沢山ありそうで素敵な予感がします。
周辺はチャオプラヤー川に囲まれているのですが、この景色も素晴らしいです。
クレット島への行き方
クレット島はバンコクに接するノンタブリー県にあります。
徒歩圏内には電車の駅がないため、今回は一番近い駅からタクシーで舟乗り場まで向かいました。
まずは、MRTパープルラインのNonthaburi Civic Centerへ向かいます。
1番出口か4番出口から出ると、進行方向の逆車線にならなかったです。
ここからタクシーでクレット島までの渡し舟乗り場へ向かいます。所要時間は20分程度、料金は80バーツ程度でした。
船の乗り場がワット・サナームヌアに隣接しているので、タクシーの運転手さんにクレット島で通じなかったら、ワット・サナームヌアを目指してもらうように伝えると良いと思います。
船の乗り場へ歩きます。
若干わかりづらいですが、ワット・サナームヌアを正面にして右側に回って進みます。
露店を過ぎて進むとこの赤い屋根に突き当たります。
屋根の下あたりで並んで待ちます。船が到着したら動き出すので流れに乗りましょう。
船はタイ人でいっぱい。少々混みますが、1分程度で到着するのでそこまで苦じゃないです。
安定の操舵手さんの格好良さ。王宮周辺の渡し舟もですが、このタイプの船運転されている方って、ワイルドで素敵ですねー!
降りた所に係員さんがいるので、2バーツを支払い無事にクレット島に到着です。
クレット島内での移動
ここからはクレット島内での移動についてご紹介します。
Google Mapsで調べたら、クレット島を1周すると6km程度あるみたいです。
ただ、ほとんどの見所は島の右半分に集まっているので、観光客も右半分に集中しています。本当は島内を一周したかったのですが、左半分に進んでいる途中、住民の方々数人に今日はどこもやっていないよー!などと言われ先に進むことができませんでした。
いや、進めたのかもしれませんが、一緒にいたタイ人が素直に諦めている中で、それを振り切る勇気はなかったです。笑
僕は歩いて観光を楽しんだのですが、猛暑の中、島内の右半分を歩いただけでも結構疲れました。
もし体力に自信がない方は、50バーツ程度で自転車のレンタルができるので利用してみてください。ただ、クレット島の道は狭く、人も多く往来しているので、もしかしたら快適なサイクリングは楽しめないかもしれません。
そんな道幅の狭いクレット島ですが、バイタクも要所で待機しています。
正直バイタクを利用する距離ではないと思うのですが、どうしようもなく疲れて歩きたくなくなったら利用してみてください!
島内の魅力その1 街並みがキレイ
クレット島でまず感じたのが、街並みが素敵だということ。
歩きながら、周囲の景色を見ているだけでとても癒されます。
年季の入った生活感のある田舎っぽい風景かと思えば、キレイに整えられた花々の道が現れ、その道を抜けるとチャオプラヤー川が顔を覗かせ、本当に色々な風景に出会えます。
こんなタイらしい風景にも出会えます。
こんな感じで、歩いているだけでも結構楽しめます。
島内の魅力その2 名物の焼き物見学と食べ歩きが楽しい
クレット島を歩いていると、沢山のお店が目に入ります。
クレット島特有のものなのか、普段見かけない料理やお菓子が沢山並んでいました。
繊細で可愛いお菓子が沢山あったのですが、写真が全てピンボケ。すみません。笑
散策していると、おそらく初めてみる物も多いんではないかと思います。
もし、知らない料理があったら色々チャレンジしてみるのも楽しいですねー!
クレット島では焼き物が名物のようで、この焼き物を売っているお店も多く見かけます。
実際に作っている様子も見学できます。
場所によっては実際に焼き物作りの体験もできるんだとか。修学旅行の体験みたいで素敵ですね!
こんな感じの定番の雑貨屋さんも豊富でした。クレット島をぶらぶらしていると本当にあっという間に時間が過ぎていきます。
島内の魅力その3 ご飯屋さんとカフェも色々あるよ
少し疲れたら、カフェで休憩するのも良いですね。
冷房バッチリって感じではなく、クレット島の暖かさを体感しながら美味しいコーヒーを味わえそうなカフェが沢山。雰囲気も良い感じです。
もちろんアルコール提供している場所もあるので、ダラダラ過ごすことも可能です。
ご飯屋さんも沢山あります。どこも素敵なので結構迷いました。
今回のお昼はยกเย็นขึ้นบกというお店に入ってみました。
チャオプラヤー川を眺めながらゆっくりできるので居心地抜群。
ただ、テーブルの下が川なので、携帯の水没には注意ですね。隣のお客さんはコップとか諸々を派手に落としてました。
あと、もれなく目の前のお店がチャオプラヤー川に向かって豪快に餌(残り物)を与えている光景が見れます。笑
イカのパッタイが美味しかったです。確か100バーツ前後。
そこそこ賑わっているお店に入ればハズレは少ないと思うので、色々散策してみてください。もちろんめっちゃローカルなお店にチャレンジするのもアリだと思います。
島内の魅力その4 素敵な寺院が沢山
クレット島には寺院が沢山あります。
歩いている途中、要所に寺院までの案内板が出ていたりするのでとてもわかりやすいです。
また、独自のアプリがあり、場所によってはQRコードをスキャンすると寺院の概要がわかるそうで、観光客にとってとても親切です。ただ、説明文がタイ語だったので僕はほとんど理解できませんでした。笑
以下でクレット島の寺院をいくつかご紹介します。
Wat Poramai Yikawat
敷地内にはクレット島のシンボルとも言うべき、傾いたチェディがあります。
高さは6.34メートルあるそうで、対岸から渡ってくる時にも見えるのでとてもインパクトがあります。
本堂の様子。
少し周りを歩いて行くと、寝釈迦仏があります。
Wat Phai Lom
アユタヤ時代に建設された、クレット島内でも古い寺院のようです。こちらもクレット島では有名ですね。
門構えがとても素敵でした。
本堂の様子。
Wat Sao Thong Thong
ワット・パイロームの少し先にあります。天井の装飾がとてもキレイでした。
Wat Chimphli Sutthawat
寺院の前のスピーカーからゆったりとした音楽が流れていて、なんとも神秘的な雰囲気でした。
この寺院も人気があるのか、人がとても多かったです。
Wat Sala Kun
改修したのか、全体的に建物が新しい寺院でした。赤い屋根がとてもキレイで、青空の中この赤がとても映えていました。
少し離れた場所にあるからか、周辺に殆ど人はいませんでした。
帰路はミニバンを使ってみた
正確な運行時間などは分からないのですが、このミニバンでモーチット駅まで行けました。
乗り場はこのバス停付近。
僕が乗ったのは土曜日の15:30。約30分程度でモーチット駅に到着し、運賃は確か50バーツ程度だったと思います。
数台見ましたが、どれもBTS・MRTと書いてありました。
運行時間は不明なので、毎日出ているのかとかは不明ですが、大通りでタクシーを拾うがてら運よく出会えたらラッキーです。
最後にクレット島で一番衝撃を受けた光景を。笑
クレット島はバンコクから日帰りで行ける素敵な場所の一つです。ローカル感が強い観光地をお探しの方はぜひ足を運んで見てください。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!