クロンサン区にあるワット・アノンカラーム(วัดอนงคาราม)は、ウォラウィハーン(วรวิหาร)の格付けをもつ第二級王室寺院です。
Somdet Chao Phraya通りを挟んだ目の前にある、ワット・ピチャヤヤーティガラームと同時に建設され、建設後にラーマ3世へと献上された寺院です。
寺院は、ワット・ピチャヤヤーティガラームを建設したタット ブンナーク(สมเด็จเจ้าพระยาบรมมหาพิไชยญาติ)の妻の名前にちなんで、ワット・ノイカムテーム(วัดน้อยขำแถม)と名付けられました。しかし、この名前が村人にとって呼びづらかったようで、ラーマ4世の治世に現在のワット・アノンカラーム(วัดอนงคาราม)へと改名されたそうです。
こじんまりとした寺院ですが、スコータイ王朝の仏像や中国風の装飾がとても綺麗な寺院でした。
今回は、ワット・アノンカラーム(วัดอนงคาราม)をご紹介します!
入口の様子
Somdet Chao Phraya通り沿いの入り口。
門構えがとても素敵です。
側道側からも入れました。
こじんまりとしていますが、素敵な雰囲気です。
道路を挟んでワット・ピチャヤヤーティガラームが見えます。
この歩道、めっちゃ綺麗に舗装されていてとても歩きやすいです!
ワット・アノンカラームを参拝
残念ながらウボーソットやモンドップは閉まっていましたが、ウィハーンがとても綺麗でした。
ウィハーン
ウィハーン外観。
ウィハーン中の様子。
ウィハーンはそこまで大きくないですが、壁紙などの装飾がとても綺麗です。
奥の大きな仏像はพระพุทธจุลนาคと呼ばれていて、スコータイ王朝の仏像だそうです。
手前の仏像はพระพุทธมังคโลと呼ばれており、こちらもとても美しいです。
扉の装飾も美しいです。
ウボーソット
ウボーソット外観。
残念ながら閉まっていました。2015年ごろに修繕されたみたいで、とても綺麗です。
ネットで見る限り、ウボーソットの中もとても綺麗でした。次回は解放されていることを願います。
モンドップ
ウィハーンの両端にあるモンドップ。
どちらかに小さな涅槃像があるそうです。
周りには中国から持ち込まれた人形が置かれています。
当時、中国との貿易が盛んだったタイ。中国へ向かった輸出船が、帰りは荷物がなく、軽すぎて沈没の恐れがあることから、これらの石像を購入して船に積み込んでいたそうです。
ワット・アノンカラームの場所
BTS Khlong San駅から徒歩15分程度の場所にあります。
施設情報
名称 | ワット・アノンカラーム ウォラウィハーン Wat Anongkharam วัดอนงคารามวรวิหาร |
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住所 | 41 Somdet Chao Phraya Rd, Somdet Chao Phraya, Khlong San, Bangkok |
地図 | Google Maps |
参拝料 | 無料 |
こじんまりとしていますが、とても素敵な寺院でした。
周辺に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!