アユタヤ王朝から存在するワット・サケット(วัดสระเกศ)は、ラーチャウォーラマハーウィハーン(ราชวรมหาวิหาร)の格付けを持つ第二級王室寺院です。もともとはワット・サケーと呼ばれていましたが、チャクリー王朝が誕生した1782年に、ラーマ1世が現在のワット・サケットへと改名されたそうです。
敷地内には、プーカオトーン(黄金の山)と呼ばれる一際目立つ黄金のチェディがそびえ立っています。
英語圏ではゴールデンマウンテンとも呼ばれていますが、この黄金の山に登ろうと多くの観光客で賑わっています。
ただ、どうしても黄金のチェディばかりに目がいってしまいがちですが、ウボーソットやウィハーン、その他の場所も素敵なので、一緒に参拝することを強くオススメします!
今回は、ワット・サケット(วัดสระเกศ)の見どころや参拝方法をご紹介します!
目次
入り口と案内図
学校なども入っている関係で番号がいっぱいありますが、大きな見どころとしては3つ。
1.The Golden Mount(プーカオトーン)
13.Buddha Image Hall(ウィハーン)
14.The Ordination Hall(ウボーソット)
あとはお好みで散策してみてください〜!
MRT Sam Yot駅から来た場合、地図の左側の入り口から入ることになると思います。見た限りでは、このままプーカオトーンに登ってから本堂に向う人が多い気がします。
因みにこれは地図の右側の入り口。この門が重厚感あって素敵でしたー!
プーカオトーンに登ろう
プーカオトンは、ラーマ3世の治世に建設を開始し、ラーマ5世の治世に完成したそうです。1850年頃に、何もない更地から山を作るなんて、とんでもなく大変な作業なのは容易に想像がつきますね。
入場料を払って344段登る
入り口の係員さんに入場料50バーツを支払います。
ここから344段を登りますー!
出だし早々にカフェ。
流石にまだ早い気がします。笑
涼しげな風景。
昔のチェディでしょうか。こんな感じで周りを見ながら登ってたらあっという間です。
ここを登りきったら到着です。日差しが強いと、途中しんどいです。
頂上手前でも参拝
階段を登りきったら室内に入れます。ここで休憩したり、参拝できます。
この中に入ってみます。
かなり綺麗です。
何かご利益があるのか、みなさんここを左回りに3周回っていました。
一通り回ったら、フロア内にある階段で上に登ります。
プーカオトンで願い事をしよう
流石にすごい迫力です!この中には仏舎利が納められているそうです。
眺めも最高!バンコクの街並みを360度見回せます。
せっかくなので、願い事をしましょう!
今回は左側のベルと金の紙にしました。ちょっと高めの100バーツ。
すぐ近くにマジックが置いてあるので、それぞれに以下を記入します。
鐘にくっついている札には、名前・生年月日・願い事。
金色のシートには、名前・生年月日。
書き終えたら入れ物に戻し、持ったままチェディを左回りに3周します。
わからなかったら周りの人を観察してみてください。誰かしらやっていると思います。
周り終えたらベルはこちらにかけます。お祈りも忘れずに。
金色のシートはこちらの中へ。同じくお祈りを忘れずに。
入れ物はマジック置き場に置いておけばオッケーです。
因みに、ジュースを持って屋上に行かない方が良いです。
蜂がとても多く、チェディを3周回っている間ずっと手元に蜂がいました。ノンシュガーとか関係ないみたいですね。笑
気をつけてくださいねー。
帰りは別の方向から
帰りは別の方向へ進むと、ラッキーブッダなどの場所に行けます。興味があればぜひ!
こちらはLUANG POR TO。
ワット・サケットのハゲタカ伝説
1820年ラーマ2世の治世中、ペナンからコレラがバンコクに広がり、3万人以上の死者を出したと言われています。死者を火葬するためにワット・サケットへと安置されますが、火葬が間に合わず、安置された死体目当てにハゲタカが群がるようになったそうです。
最も深刻だったのは1849年ラーマ3世の治世中で、バンコクの10人に1人がコレラで亡くなったそうです。
ラーマ5世の治世途中まで流行したコレラ。約60年にわたり、ワット・サケットには死体を待ち構えるハゲタカで溢れていたという伝説は今も語り継がれています。
ウボーソット
こちらがウボーソットです。早速中に入ってみます。
プーカオトーンも素敵ですが、こちらもかなり素敵です!
この仏像はアユタヤ王朝からあるそうです。
描かれている全てが綺麗で思わず見入ってしまいます。
本堂の周りは何とも言えない神聖な雰囲気です。
四方は仏像に囲まれています。数えていないですが、163体あるみたいです。
ウィハーン
本堂の横、駐車場スペースにあります。
約11メートルある仏像は、700年以上前のスコータイ王朝のものとされています。
写真だとわかりづらいですが、かなり大きくて迫力がありました。
裏側にも仏像。装飾はシンプルですが、一つ一つの仏像がとても綺麗でした。
バミヤン ミュージアム
プーカオトンの入り口付近にある岩山。この中がミュージアムになっています。
時間があったら少し覗いてみてください。
洞窟の中には様々な仏像が並び、かなり神秘的な雰囲気になっています。
壁に映し出されている映像。内容はわかりませんが、音声と一緒に何かを放映しているようでした。
おそらくかなり古い仏像。可愛らしいですね。
入り口にある仏像。これも中々古そうです。
参拝時の服装
タンクトップやショートパンツで参拝することは出来ないので、当日の服装に注意してください。
観光客の多い場所ではありますが、寺院であるということをお忘れなく〜。
ワット・サケットへの行き方
MRT Sam Yot駅から徒歩15分程度です。
観光地が密集しているエリアなので、タクシーやトゥクトゥクも沢山走っていました。
すぐ近くの、ワット・ラチャナダーも綺麗ですよ!
施設情報
名称 | ワット・サケット ラーチャウォーラマハーウィハーン Wat Saket วัดสระเกศราชวรมหาวิหาร |
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住所 | 344 Thanon Chakkraphatdi Phong, Ban Bat, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok |
地図 | Google Maps |
HP | ワット・サケット ウェブページ |
参拝時間 | 8:00〜18:00 |
参拝料 | 50バーツ |
夜のライトアップされた姿も素敵ですねー。
今回、敷地内全ての場所を紹介している訳ではないので、色々散策してお気に入りの場所を見つけて下さい!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!