アユタヤ県ホーラッタナチャイにあるワット・パナンチューン(วัดพนัญเชิง)は、ウォラウィハーン(วรวิหาร)の格付けをもつ第二級王室寺院です。
寺院はアユタヤ王朝が首都として定められる26年前、1324年に建てられました。ビルマ軍侵攻による破壊から逃れた貴重な寺院としても有名です。
ウィハーンには、アユタヤ王朝最大と言われる高さ19.20メートルのルアンポートーが納められており、まさに息を飲む美しさでした。また、アユタヤの王と悲劇の別れを迎えてしまったとされる、中国のソーイドークマーク女王(เจ้าแม่สร้อยดอกหมาก)を祀る神社が存在しています。
今回は、ワット・パナンチューン(วัดพนัญเชิง)をご紹介します!
入り口の様子


ワット・パナンチューンを参拝

川沿いに歩いていくと、ソーイドークマーク女王を祀った神社があります。



奥のウィハーンは一方通行になっているようなので、先に両サイドのウボーソットとウィハーンを参拝しました。
ウボーソット


モルタル出来た仏像だと思われていたそうですが、ある日、中に黄金の仏像があることが発見されたそうです。ビルマ軍からの破壊を免れるための偽装だったと言われています。



ウィハーン


こちらもかなり綺麗です。



日本ではあまり馴染みのない光景なので、近くで引いている人がいたらぜひ気にしてみてください。
ウィハーン(ルアンポートー)

1325年につくられたとされるルアンポートーは、高さ19.20メートル、幅14.20メートルとアユタヤ王朝時代最も大きい仏像のようです。
アユタヤ王朝が崩壊した1767年、このルアンポートーの目から涙が流れたという有名な話があるんだそうです。







その数なんと84,000体だそうです!

この廊下がとても綺麗。

ソーイドークマーク女王の神社

中国の王の養女であったソーイドークマーク(สร้อยดอกหมาก)女王が、王室の占い師にタイの王と結婚すると予言されたことが始まりのようです。
ソーイドークマーク女王がタイへ到着しましたが、王が1人で迎えにこなかったため彼女はボートに留まったそうです。ここで色々やりとりがあったそうなのですが、僕には理解できませんでした…。
結局、ボートでソーイドークマーク女王がなくなり、タイの王は深い悲しみの中、現在のワット・パナンチューンの地で火葬したという民話のようです。
ご興味がある方は、เจ้าแม่สร้อยดอกหมาก で調べてみてください!



結局のところ結婚はできなかったようなのですが、彼女の愛は今なお続いています。以前、神社を整理するために仏像に触った男性が数人突然死したという話もあるようです。



関羽神社

寺院の中、至るところに中国語があります。この寺院が出来た頃、この周辺に中国人が多く住んでいることが関係しているようです。

敷地内を散歩



ワット・パナンチューンの場所
チャオプラヤー川とパーサック川が合流する場所に位置しています。
中心地からは、そこまで離れていなかったです。
施設情報
| 名称 | ワット・パナンチューン ウォラウィハーン wat phanan choeng worawihan วัดพนัญเชิงวรวิหาร  | 
|---|---|
| 住所 | Ho Rattanachai, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya | 
| 地図 | Google Maps | 
| 参拝時間 | 8:00〜17:00 | 
| 参拝料 | 20バーツ | 
綺麗でとても感動した寺院でした。
アユタヤは遺跡も素敵なのですが、現存する寺院もかなり素敵ですね!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!

















