ブリーラム県チャルームプラキアット郡にある、パノムルン歴史公園(อุทยานประวัติศาสตร์พนมรุ้ง)へ行ってきました。
クメール語で大きな丘を意味するパノムルン。
ヒンドゥー教のシヴァ神に捧げるため、9世紀にクメール王朝のラージェンドラヴァルマン2世によって健立されたとされています。
当時はここまで大規模な寺院ではなかったようですが、10世紀から13世紀にかけて増築、復旧作業などをして現在にいたります。
もともとヒンドゥー教の寺院でしたが、12世紀にジャヤーヴァルマン7世によって仏教寺院へと改宗されたそうです。
1000年以上の歴史をもつクメール遺跡は、神秘的な雰囲気でとても素敵でした。
今回は、パノムルン歴史公園(อุทยานประวัติศาสตร์พนมรุ้ง)をご紹介します!
パノムルン
入り口から少し進むとすぐに遺跡が見えてきます。
通路両端にはサオナーンリアンと呼ばれる蓮の形をした石像が並んでいます。
中の遺跡も良いですが、この通りもとても綺麗でした。
12世紀ごろにつくられた十字の石橋。
四方を護るようにナーガが設置されています。
ここが人間界と天界の渡橋と考えられているそうです。
十字の中心には蓮のような模様が浮かんでいます。
もっとはっきり見えていたそうですが、昔はこの囲いがなくて人々が歩いて通るうちに薄れてしまったようです。
階段を上り切ったら遺跡に到着。
何とも神秘的な雰囲気です。
外壁をくぐると中には本堂がありました。
どこをみても綺麗です。外壁には所々素敵な彫刻が見られるので、じっくりみても飽きないです。
回廊に入ることもできますが、外側のようなインパクトはありません。
なんか獣くさいなーとずっと思っていたんですが。
上にはコウモリの大群が。笑
これだけいると流石に怖いです。
本堂のシヴァリンガと呼ばれる石柱。
古来から設置されていたものではないようですが、ここで祈りを捧げている方が多くいました。
博物館
遺跡へ向かう途中にあった博物館。
時間があったらこちらもおすすめです。
15の扉からみる太陽
パノムルンは太陽の進路に沿ってすべての扉を配置したつくりになっています。
年に4回、日の出と日の入りの間にこの15個ある扉から太陽光が見られる現象が起こるそうです。
写真で見ましたが、とても神秘的な光景でした。
この時期に合わせてパノムルンで祭典が行われています。
パノムルン歴史公園の場所
ブリーラム市街地から車で1時間程度の場所にありました。
施設情報
名称 | パノムルン歴史公園 Phanom Rung Historical Park อุทยานประวัติศาสตร์พนมรุ้ง |
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住所 | 114, Ta Pek, Chaloem Phra Kiat District, Buri Ram 31110 |
地図 | Google Maps |
HP | |
営業時間 | 7:00〜18:00 |
入場料 | 100バーツ※ムアンタム遺跡含む150バーツ |
初めて大きなクメール遺跡を見ましたが、とても素敵でした。
市街地からは少し遠いですが、ブリーラム県に行った際にはぜひ行ってみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!