スコータイ県ムアンスコータイ郡にある、スコータイ歴史公園(อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย)へ行ってきました。
ここスコータイ歴史公園は、タイ族初の王朝であるスコータイ王朝の都があった場所です。
このスコータイ王朝の主要都市であったスコータイ歴史公園、シーサッチャナーライ歴史公園、カムペーンペット歴史公園の遺跡群は1991年に世界遺産として登録されました。
初めて来ましたが、まるで別世界に足を踏み入れたような幻想的な景色が広がり、予想以上に感動しました。
来たことない方は絶対一度は行ったほうが良いです!
今回は、スコータイ歴史公園(อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย)をご紹介します!
スコータイ歴史公園の場所
スコータイ旧市街地と呼ばれるエリアにあります。
バスターミナルなどがある新市街地からは約12キロ、車で約15分かかります。
入場料
2025年7月に値段が改定され、外国人の入場料が値上げされました。
城壁内エリア200バーツ、北側エリア120バーツ、西側エリア120バーツ。東南エリアは無料です。
共通チケットが400バーツなので、全部まわる場合こちらがお得です。
これに加えて、西側エリアは自動車50バーツ、バイク20バーツ、自転車10バーツの料金がかかります。
服装
遺跡群は神聖な場所なので、露出が多い服装での入場は禁止されています。
移動手段
城壁内の移動は自転車が便利でした。
公園入口付近にお店がいくつかあって1台30バーツ程度でレンタルできます。
こちらは350バーツで1時間で公園内をまわってくれます。
確かに楽でしたが、一部立ち寄らないところがあったり、時間を気にしてゆっくり見れないので、じっくり見たい方にはあんまりオススメしません。
城壁外のエリアは田舎の人通りのない通りで危ないので、トゥクトゥクで移動するか、車やバイクをレンタルしてまわったほうが良さそうです。
2007年11月に西側エリアのワット・サパーンヒンで日本人女性が殺害される事件が起きました。有名な観光地ですが、外国だということを忘れずに行動しましょう。
スコータイ歴史公園をまわる
スコータイ歴史公園は三重の壁に囲まれた城壁内と、その東西南北エリアに分かれています。
小さいものも含めると、この周辺に200以上の遺跡があるらしいです。
城壁内エリア
王都スコータイのメインとなるエリアです。
ラームカムヘーン大王記念碑(พระบรมราชานุสาวรีย์พ่อขุนรามคำแหงมหาราช)
スコータイ王朝3代目の王であるラームカムヘーン大王の記念碑。
ラームカムヘーン大王は、タイ文字の考案、上座部仏教を国教にする、領土拡大、経済の発展など、数々の功績を残してスコータイ王朝を最も繁栄させた王と言われています。
タイ3大王の一人として今もなおタイの方々に敬愛されています。
ワット・マハータート(วัดมหาธาต)
スコータイ歴史公園で最大の寺院。
スコータイ王朝初期に建てられた寺院はまさに圧巻の一言。
時代を感じる絶景があたり一面に広がります。
予想以上に素晴らしくて見どころ満載です。
ゆっくり見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。
ワット・シーサワーイ(วัดศรีสวาย)
もともとはヒンドゥー教の寺院だったそうですが、後に仏教寺院へと変わったそうです。
クメール様式の仏塔がとても素敵です。
ワット・サシー(วัดสระศรี)
スリランカ様式の仏塔がとても綺麗です。
池に囲まれているため、池の外から写真を撮っている人が多いです。特に夕陽が沈む景色が美しく必見です。
ワット・トラパングン(วัดตระพังเงิน)
つぼみ状のハスの花のかたちをしたチェディの周りには素敵な遊行像がありました。
ワット・チャナソンクラーム(วัดชนะสงคราม)
スコータイ様式のチェディがとても美しいです。
ラックムアン(หลักเมือง)
スコータイ県のラックムアン。
スコータイらしいつくりでとても素敵です。
ネーンプラーサート(เนินปราสาท)
諸説あるそうですが、一説ではかつて王宮があった場所だと推測されているらしいです。
土台しか残っていないので、言われなかったら通り過ぎてしまいます。
北側エリア
入場にはワット・シー・チュムかワット・プラパーイルアンの入口でチケットを購入する必要があります。
ワット・プラパーイルアン(วัดพระพายหลวง)
スコータイ最古の寺院とされる場所です。
約800年前のクメール王朝ジャヤーヴァルマン7世に建てられたプラーンがあります。
あまり修復されていないので、荒廃した感じがありますが、これはこれで雰囲気があって素敵でした。
ワット・シーチュム(วัดศรีชุม)
個人的にはスコータイで一番感動した寺院です。
スコータイのシンボルとも言える寺院なので、絶対参拝したほうが良いです。
このプラアチャナという仏像の雰囲気が半端じゃないです。
西側エリア
別途自動車50バーツ、バイク20バーツ、自転車10バーツの料金がかかります。
以前この敷地内で殺人事件があったため、16:30以降に単独での入場は控えるよう看板がでています。
ワット・サパーンヒン(วัดสะพานหิน)
巨大な立位型の仏像。
ラームカムヘーン大王が度々参拝に訪れていた寺院だそうです。
ここからの景色が素晴らしいです。
サパーン(橋)ヒン(石)という寺院の名前のとおり、石の橋を渡って登ります。
2007年11月にここワット・サパーンヒンで日本人女性が殺害される事件が起きました。それを受けてか、寺院に登る場所と上がった仏像の後ろにスタッフが常駐していました。
ワット・マンゴーン(วัดมังกร)
小規模ですが、素敵なチェディがありました。
ワット・トゥック(วัดตึก)
山の中を抜けると田んぼが広がっていて、雰囲気の良い遺跡がありました。
本来あった仏像などは破損してしまっていますが、とても美しい遺跡です。
この周辺の田舎らしい雰囲気がとても心地よいです。
南側エリア
西側エリアを道なりに進んでいると、この南側エリアにでてきます。
このエリアは料金所がなく無料です。
ワット・チェトゥポン(วัดเชตุพน)
破損はしていますが素敵な遊行像があります。
裏には祠があって見どころが多いです。
ワット・チェディシーホン(วัดเจดีย์สี่ห้อง)
ワット・チェトゥポンの向かいにあった寺院。
チェディの雰囲気がとても素敵です。
東側エリア
あまり目立つ遺跡はありませんでしたが、いくつか見ごたえのある遺跡がありました。
このエリアも料金所がなく無料で参拝できます。
ワット・チャーンローム(วัดช้างล้อม)
チェディのまわりに像が並んでいて、とても雰囲気があります。
シーサッチャナーライ歴史公園にも同じ名前の寺院がありますが、それより小さいです。
施設情報
名称 | スコータイ歴史公園 Sukhothai Historical Park อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย |
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住所 | 498 12, Mueang Kao, Mueang Sukhothai District, Sukhothai |
地図 | Google Maps |
HP | 公式ウェブサイト・Facebook |
営業時間 | 6:30〜19:30 |
入場料 | 城壁内エリア200バーツ 北側エリア120バーツ 西側エリア120バーツ |
とても素敵な場所でした。
流石世界遺産!
ロイクラトンの時期にはかなり盛り上がるそうなので、また行きたいです!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!