アユタヤ県スワンプリックにある、ワット・ボロムウォンイットサワラーラーム(วัดบรมวงศ์อิศรวราราม)は、ウォラウィハーン(วรวิหาร)の格付けを持つ第二級王室寺院です。
もともとアユタヤ王朝時代には、ワット・タレーヤー(วัดทะเลหญ้า )と呼ばれていたそうです。芝生の海という意味ですが、広大な芝生の中心にあったことが由来となっているようです。また、雨季には一帯が浸水していたようですが、水が引くとこの芝生がとても美しかったそうです。
1767年アユタヤ王朝の崩壊とともに無人の状態となりましたが、ラーマ4世の治世に寺院の改修工事が始まります。現在もすぐ近くにエレファンクラールがありますが、ラーマ4世が古くから像の繁殖地であったこの地を訪問していたことが影響しているそうです。
工事はラーマ5世の治世まで続き、完成までに何度か王室財産を寄付されています。1875年に完成した際に、現在のワット・ボロムウォンイットサワラーラーム ウォラウィハーンへと改名されたそうです。
今回は、ワット・ボロムウォンイットサワラーラーム(วัดบรมวงศ์อิศรวราราม)をご紹介します!
入り口の様子
かなり独特の看板。象に囲まれています。
寺院入り口の通りは犬がいっぱい。バンコク以外の犬は怖いので、ビクビクしてました。
敷地内はかなり広いです。
ワット・ボロムウォンイットサワラーラームを参拝
ウボーソットとウィハーン、チェディが並んでいました。ラーマ5世の肖像画はウィハーンにあります。
ウボーソット
ウボーソットの外観。
劣化箇所が目立ちますが、装飾がとても素敵です。
入り口には鳥の巣が2箇所。
ウボーソット中の様子。
派手な装飾はないですが、このシンプルなつくりがとても綺麗です。
ウィハーン
ウィハーンの外観。
ウィハーンの中は少々変わったつくりになっていました。
ラーマ5世の肖像画が多く飾られています。
奥にはラーマ5世の銅像があります。
とても素敵です。
両サイドには仏像が納められています。この涅槃像がとても綺麗です。
撮影した時は気付かなかったですが、上の方に鳥の巣がありますね。
もう片方の仏像。
入り口にも沢山の肖像画が飾られていました。
チェディ
ウボーソットとウィハーンの間にあるチェディ。
とても綺麗です。
周りを囲むように仏像が納められています。
敷地内を散歩
広すぎるのと、犬が多そうなので、そこまで散歩せず。
要所でこのように美しい仏像が多くありました。
少し変わった建物。この近くでプラクルアンが販売されていました。
建物がどこも素敵です。
少し伸びてますが、よく見ると木が象の形をしていました。
ワット・ボロムウォンイットサワラーラームの場所
中心地から3kmほど離れた場所にありました。
施設情報
名称 | ワット・ボロムウォンイットサワラーラーム ウォラウィハーン Wat Boromwang Itswararam Worawiharn วัดบรมวงศ์อิศรวรารามวรวิหาร |
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住所 | Tambon Suan Prik, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya |
地図 | Google Maps |
参拝料 | 無料 |
場所的なものか、参拝客が殆どおらずゆっくりと参拝できました。
ラーマ5世の肖像画が並ぶウィハーンは珍しくてとても素敵です!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!