アユタヤ県フアローにある、ワット・セーナーサナーラーム(วัดเสนาสนาราม)は、ラーチャウォラウィハーン(ราชวรวิหาร)の格付けを持つ第一級王室寺院です。
寺院の建設について正確な記録は残っていないそうですが、1577年頃にタムラチャーティラート王が建設したチャンタラカセーム宮殿と同じくらいと考えられているようです。当時はワット・スア(วัดเสื่อ)と呼ばれており、即位前のナレースワン王の住居だったとも言われているんだとか。
1767年のアユタヤ王朝崩壊後は無人の状態が続きますが、ラーマ4世の治世に寺院全体が改修されます。1863年に完成した際に、現在のワット・セーナーサナーラーム(วัดเสนาสนาราม)へと改名されました。
寺院の中は美しい景色が広がっています。ウボーソットやウィハーンの他にも、黄金のチェディや涅槃像など素敵な見所が沢山ありました!
今回は、ワット・セーナーサナーラーム(วัดเสนาสนาราม)をご紹介します!
入り口の様子
ソイPamaprao 4にある入り口。
門をくぐると広々としたスペースになっていて、奥にはウボーソットが見えます。
反対側の葬儀施設がある方からも入れる様です。
大きな門があってソイの名前がワット・セーナーサナーラームだったことに後から気づきました。
ワット・セーナーサナーラームを参拝
敷地内にはウボーソットとウィハーンがあります。ウィハーンは入り口が2箇所に分かれているので、少し分かりづらかったです。
何度か来ましたが、17時近くの鐘がなると毎回犬が吠えながら集合するのが不思議です。
ウボーソット
ウボーソット外観。
1863年に建てられたウボーソットは長さ約10メートル、幅は4メートルあるそうです。1884年にラーマ5世によって改装されています。
横から見た様子。
ウボーソット中の様子。
中央に納められた仏像が本当に美しいです!
ラーマ5世の治世に描かれた壁画がとても綺麗です。
写真右の僧侶が瞑想しているものと、写真左のタイの式典を描いたものがありました。
これは六月のウェーサカー祭り(วันวิสาขบูชา)の様子。
こんな感じで12ヶ月分の式典の様子があったので、見ていて結構楽しかったです。
ウィハーン(インドラ)
ウィハーン外観。
両端に入り口があって、それぞれ独立した部屋になっていました。
ウィハーン中の様子。
中央にあるのはPhra In Pleen(พระอินทร์แปลง)という名のインドラの仏像。
1858年にラーマ4世によってビエンチャンから持ち込まれたそうです。
壁画も素敵です。
ウィハーンは味のある場所が多いです。
この僧侶が使用するスペースがとても綺麗でした。
ウィハーンの外にあった仏像。
ウィハーン(涅槃像)
チェディとウィハーンの間に入っていくと入り口がありました。
涅槃像の横には少し変わった子供を抱えた仏像が納められていました。
ラーマ5世の治世に納められた涅槃像は、長さが役14メートルとなかなか大きいです。
一見シンプルですがとても素敵な空間でした。
チェディ
ウボーソットとウィハーンの間にあるチェディ。
こちらもかなり綺麗でした!
ワット・セーナーサナーラームの場所
ロットゥー乗り場から徒歩10分程度の場所にあります。
すぐ近くにはチャンカセーム国立博物館がありました。
施設情報
名称 | ワット・セーナーサナーラーム ラーチャウォラウィハーン Wat Senasanaram Ratworawihan วัดเสนาสนารามราชวรวิหาร |
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住所 | Wat Senasanaram, Hua Ro, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya |
地図 | Google Maps |
HP | |
参拝料 | 無料 |
フェイスブックから公式Webサイトに飛ぶことも可能です。2011年に起こった洪水時の寺院の様子などもアップされていました。
敷地内はそこまで広くはないですが、とにかく素敵な景色が広がっています!アクセスもしやすいので、かなりオススメな寺院です!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!