サムパンタウォン区にあるワット・パトゥムコンカー(วัดปทุมคงคา)は、ラーチャウォラウィハーン(ราชวรวิหาร)の格付けを持つ第二級王室寺院です。
アユタヤ王朝から存在する歴史ある寺院で、以前はこの地域の名前でもあるワット・サムペン(วัดสำเพ็ง)と呼ばれていたそうです。
ラーマ1世の治世に寺院全体が改修され、現在のワット・パトゥムコンカー(วัดปทุมคงคา)へと改名されたそうです。
また、この寺院はかつて王族が処刑された場でもあったそうです。この処刑に使われたとされる石が寺院の端に祀られており、現在も参拝する事が可能です。
今回は、ワット・パトゥムコンカー(วัดปทุมคงคา)をご紹介します!
入り口の様子
素敵な門構えです。
ヤワラートからそんなに離れていないのですが、周辺はとてものんびりした街並みです。
門をくぐると駐車場になっており、こちらの素敵な門をくぐりました。
ワット・パトゥムコンカーを参拝
入り口をくぐって右側にウボーソット、左側にウィハーンがありました。
残念ながらウィハーンは解放されておらず。
ウボーソット
ウボーソット外観。
横から見ても綺麗です。
ウボーソットを囲むバイセーマーはこの仏塔の中に納められていました。
緑の狛犬が珍しいです。
入り口がとても素敵です。
ウボーソット中の様子。
改修中のようで足場がありました。
壁画がとても綺麗です。
直されているのか保存状態がとても良いです。
この寺院は扉もすごく綺麗です。
ウィハーン
訪問時は解放されておらず。
ウボーソットと造りは同じですが、装飾が違いました。
色々置かれていますが、やはり入り口が綺麗です。
ウィハーンの周りを歩いていると、チェディに囲まれていました。
ちなみに回廊には仏像が並んでいます。
ケースでしっかり守られていますね。
処刑につかわれた石
寺院の裏手の駐車場に回ってきました。
敷地内の端にあったこちら。目の前に駐車されていて完全に隠れていました。
休憩されている方がいたので外から参拝。
約170年前となるラーマ3世の治世、反逆罪で捕らえられたモーンクライソーン王子(หม่อมไกรสร)はこの寺院で処刑されたと言われています。
王族の処刑方法は特殊で、血が床に落ちないように布などで覆い、白檀の棍棒で叩くといった方法だったそうです。アユタヤ王朝から続くこの処刑方法は、ラーマ4世の治世以降は行われていないそうです。
ワット・パトゥムコンカーの場所・行き方
MRT Wat Mangkon駅、MRT Hua Lamphong駅から徒歩約10分の場所にありました。
施設情報
名称 | ワット・パトゥムコンカーラーチャウォラウィハーン Wat Pathum Khongkha วัดปทุมคงคาราชวรวิหาร |
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住所 | 1620 Song Wat Rd, Samphanthawong, Bangkok |
地図 | Google Maps |
参拝料 | 無料 |
この寺院の扉の絵はやはり素敵です。
駐車場はほとんど満車だったのに、参拝客はおらず。のんびりしていてとても素敵な寺院でした。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!