ブンカーン県ブンコーンローン郡にあるタムナーカー(ถ้ำนาคา)へ行ってきました。
ブンカーン県誕生10年目である2020年7月1日にオープンしたパワースポット。
山登り往復7時間。正直めっちゃ疲れましたが、それ以上に感動した神秘的な場所でした。
めっちゃオススメです!
今回は、タムナーカー(ถ้ำนาคา)をご紹介します!
目次
タムナーカー
タム(洞窟)ナーカー(ナーガ)との名前からわかるように、ナーガへの信仰心が厚い方にとってはまさに聖地。
この祠に祀られているプーウールー(ปู่อือลือ)は、ブンコーンローン郡をはじめとしたブンカーン県周辺でとても崇敬されている高位のナーガ。
プーウールーが「この地の守護神となるため石となった」「人間界に介入しすぎたためにカルマとして石にされた」など諸説言われていますが、いずれにしてもタムナーカーにはナーガがいると信じられています。
ナーガへの畏敬の念をもって参拝しましょう。
タムナーカーの場所
ブンカーン県ブンコーンローン郡のプーランカー国立公園の中にあります。
ブンカーンの中心地から90キロぐらい離れていて、ナコーンパノム県との県境。
近くに公共交通機関がないため、隣接するウドーンターニー県やサコーンナコーン県から車をチャーターして行くのが一般的なようです。
今回はウドーンターニー県で車をレンタルして行きましたが、所要時間は約3時間でした。
営業時間
営業時間は6:00〜14:00。
※大雨の場合は閉鎖。
※18:00までに下山する必要があるため、13:00以降に入場した場合は道中のタムナーカーまでのみ登山可能。
土日は混雑するので、早朝に出発することをオススメします。
2025年5月1日〜5月31日はタムナーカーが閉鎖されるようです。
一応旅行の前にチェックしてから行ったほうが良さそうです。
所要時間
往復の距離は約4500メートル。
所要時間は4、5時間が目安。
※今回は7時間半かかりました。8:30出発16:00下山。
道中にあるタムナーカーへ入るのに2時間近く待ちました。
土日は毎回これくらい待つそうなので可能であれば平日がオススメです。
入場料とガイド料
タイ人20バーツ・事故保険10バーツ。
外国人100バーツ・事故保険40バーツの計140バーツ。
ガイド料1人500バーツ。
※ガイド1人で登山者7人まで。
入場には国立公園のガイドを付ける必要があります。
今回12人で行ったので、ガイド2人必要で1000バーツ(別途チップ)払いました。
予約方法
タムナーカーの入場は1日1000人まで。
QueQを使った事前予約300人。
ウォークイン700人。
※QueQを使った予約方法はこちらのプーランカーのFacebookをご覧ください。
QueQ(Android)のダウンロードページはこちら。
QueQ(IOS)のダウンロードページこちら。
ハイシーズンはかなり混むらしいので、事前予約をしたほうが安心ですね。
予約は60日前から可能です。
タムナーカーの見どころ
基本的にはガイドさんが教えてくれますが、頂上に登るまでいくつか見どころがあります。
タムナーカーまで登る
まずはタムナーカーを目指して登ります。
入口から1520メートルあります。
序盤は階段が多くて、肥満気味の方は例外なくヒーヒーいっててかなりしんどそうでした。
AからLまで順に看板が立ててあって、タムナーカーがある山頂にはLの看板があります。
この看板を励みにがんばりましょう。
道中にはナーガの頭部や鱗に見える岩がいくつかあります。
ガイドさんが教えてくれるのでそのポイントで祈ります。
タムナーカー
ヘビの鱗のような岩に囲まれた洞窟。
この現象をサンクラックと呼ぶそうで、昼夜の温度変化による膨張や雨風などによって引き起こされるそうです。
自然の力ってすごいですね。神秘的でとても感動しました。
写真スポットがいくつかあって、光の入り具合を考えてガイドさんが写真をとってくれました。まさに職人です。
ここに頭を入れてお祈りするとご利益があるみたいです。
お祈りするのに長蛇の列ができていました。
このタムナーカーは番号札を引いて順にはいるのですが、入るのに2時間待ちました。土日はいつもこのくらい待つようですが、平日はそんなに待たないらしいです。
チェディールアンプーサオ
タムナーカから歩くこと約1時間。
中央の金色のチェディがチェディールアンプーサオです。
チェディの前にはルアンプーサオ(หลวงปู่เสาร์)というタンマユット派の有名な高僧の像が祀られています。
この地はルアンプーサオがかつて修行や瞑想の地として利用していたことで、ゆかりの地とされています。
すぐ後ろはパージャイカート(ผาใจขาด)と呼ばれる崖になっています。
もともと突き出た崖の上に乗れるようになっていたそうですが、亀裂が入っていたため閉鎖されています。
ここからの眺めが最高でした。
チェディールアンプーワン
写真右側に見える丘の上にあるチェディ。
この時点で暑さにやられてかなり疲労していますが、何とか登りました。
こちらはルアンプーワン(หลวงปู่วัง)が祀られたチェディ。
先程のルアンプーサオの弟子のようで、ともにこの地で修行をおこなっていたようです。
タムルアンプーワン
先程のルアンプーワンが祀られている洞窟。
正確には洞窟ではなく、岩の下に木を敷いてつくられたスペースです。
ここでお祈りしたあとに、ナーガの仏像に祈りを捧げます。
財布とスマホをトレイに置いて祈るんですが、これらに運気がはいってくるのでしょうか。とてもご利益がありそうでした。
ナーガの頭部
ナーガの頭部に見えるポイントはいくつかありましたが、ここが一番有名なポイントです。
非常に神聖な雰囲気です。
順番に並んで、この岩の前で写真を撮ることができます。
今回時期的に滝が見られませんでいたが、雨季には素晴らしい滝を見ることができるそうです。
注意事項
・飲み物と軽食必須。
山道を5時間以上あるくので、最低でも500ミリのペットボトル2本必要です。入場したら売り場はありません。
今回お腹空きすぎて倒れるかと思いました。軽く食べれるものを持っていったほうがいいです。
・動きやすく露出の少ない服装。
山なのでスニーカーがオススメ。帽子や紫外線対策もマストです。
神聖な場所とされているので、お寺と同じで過度に露出が高い服装はやめたほうがよいです。
・触れてははいけない場所
タムナーカーだったり蛇の鱗や頭部のように見える岩は触ってはいけない場合が多いです。気をつけましょう。
・ポイ捨て厳禁
当たり前ですが、山なのでゴミ箱はありません。時々ゴミが捨てられていると悲しい気持ちになります。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
その他にも持ち込んでは行けないものなどあるので、入場前に確認しましょう。
タイの国立公園パスポートを手に入れよう
タムナーカーは国立公園内にあるので、この国立公園パスポートのスタンプを押してもらうことができます。
こんなものがあるなんて。今まで全然知りませんでした。
今までお寺ばっかであんまり国立公園に行く機会がありませんでしたが、これを機に集めようと思います。
ちなみに、同じプーランカー国立公園にあるタムナーカーは赤のスタンプ、タムナーキーは青のスタンプらしいです。
施設情報
名称 | タムナーカー(プーランカー国立公園) NAKA Cave(Phulangka National Park) ถ้ำนาคา(อุทยานแห่งชาติภูลังกา) |
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住所 | Pho Mak Khaeng, Bueng Khong Long District, Bueng Kan 38220 |
地図 | Google Maps |
電話 | 042 530 766 |
HP | |
営業時間 | 6:00〜14:00 |
料金 | 入場料100バーツ・保険料40バーツ ガイド料500バーツ |
ずっと行きたかった場所にやっと行くことができて感無量です。
ただ、めっちゃ疲れました。帰路の階段とか足が震えて転びそうでした。笑
でも行ってよかった!非常に満足度の高い場所なので、機会があったらぜひ行ってみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!