ブンカーン県シーウィライ郡にある、ワット・プートーク(วัดภูทอก)へ行ってきました。
別名ワット・ジェティヤーキーリーウィハーン(วัดเจติยาคีรีวิหาร)とも呼ばれていて、高さ460メートルの岩山すべてが寺院という何とも神秘的な場所です。
断崖絶壁に取り付けた木製の橋を渡るのですが、これがかなり危険。ただ、山頂からの景色は素晴らしく、恐怖と感動の感情が渦巻く非常に貴重な体験をすることができました。
めっちゃオススメの場所です!
今回は、ワット・プートーク(วัดภูทอก)をご紹介します!
ワット・プートーク
イサーン語で孤独な山を意味するプートーク。
プートークヤイとプートークノイの2つの山からなるプートークですが、寺院があるのはプートークノイ。
かつては深い森で野生動物が多く生息していた地域ですが、ジュアングンラチェートー(จวน กุลเชฎโฐ)という高僧がこの地で瞑想を始めたそうです。
その後、村人たちと協力し1969年から寺院の建設を開始。
5年の歳月を経て完成しました。
このジュアングンラチェートーという高僧は、1980年4月27日のウドーンターニー空港からバンコクへ向かう途中の飛行機事故で亡くなってしまったそうですが、現在もこの僧侶に祈りを捧げる参拝客が多くいるそうです。
ワット・プートークを参拝
メインはワット・プートークになりますが、それ以外にもチェディや博物館などがあります。
ワット・プートーク
こちらが入口。ここをくぐると広場になっていて、しばらく歩くと山へ登る階段があります。
寺院なので露出の多い服装で入らないよう気を付けましょう。
ワット・プートークは全部で7階層にわかれています。
途中で分岐していたり、色々なルートがあるので結構迷いました。
1階層目からまっすぐ階段を登りますが、3階層目で分岐する階段があります。今回ここで右を選びましたが、左側から上がって帰路は右側から降りてくるほうが本堂や洞窟が経由できるので良さそうでした。
4階層目からはこの木の橋を渡って進みます。
本当にどうやって作ったのか不思議です。
4階層目にあったお堂。
5階層目にあった小さなお堂。
よく見ると垂直にそびえる岩山に木の橋がかけてあります。
プッタウィハーンと呼ばれる場所で、以前は橋がなかったため悟りを開いた者のみ行くことが許される場所だったそうです。
景色は最高ですが、下を見たらかなり怖いです。
ちなみに後ろに見える山がプートークヤイ。観光客には開放していないそうですが、よく見ると小さなお堂が見えました。
6階層目は最高の景色を眺められる階層です。
ただ、木の橋の幅が狭くてかなり怖いです。
高いところが苦手なので、足がすくんで途中で断念しました。
このあたりは蜂の巣が大量にあるので要注意。
獣臭もすごくてコウモリも沢山います。
こういった自然の中で瞑想していたのだなと実感します。
6階層目にあるナーガの洞窟。
ここはナーガの世界と繋がっていると信じられており、この白くなっている部分はナーガが通った際にぶつかったため白くなったと言われています。
7階層目は階段とかなくて山の中を歩きます。
かなり険しい山道でしたが、反対側には険しくないコースもあるそうです。
ヘビが多いらしく、害虫に気をつけたほうが良さそうです。
行き止まりも多いので、遭難しそうで心配になりました。
ここが最終地点なのか、最高の景色でした。
このプートークに登ることが徳を積む行為と考えられています。
特に7階層目は天使がいる場所とも考えられており、その個人の徳がどの程度積めているかによって感動したり、何もなかったり、感じ方が異なるらしいです。
チェディ
1984年にラーマ9世とシリキット王妃協力のもと建設されたチェディ。
上部は純金で大理石が使われた非常に美しい建物です。
中にはジュアングンラチェートーの像や生前使用していた物が展示されていました。
博物館
比較的新しい博物館。
かなり凝った作りになっていて、非常に綺麗でした。
ワット・プートークの場所
ブンカーン市街地から約50Km、車で45分程度の場所にありました。
施設情報
名称 | ワット・プートーク Wat Phu Thok วัดภูทอก |
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住所 | Na Saeng, Si Wilai District, Bueng Kan 38220 |
地図 | Google Maps |
参拝時間 | 8:00〜17:00 |
参拝料 | 無料 |
往復3時間くらいかかり、中々疲れましたが本当に行って良かったと思える場所でした。
下調べをしていなくて、5階層目の本堂を見落としてしまったため、そのうちまた行こうと思います!
一生に一度は行きたい場所!ぜひ行ってみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!