アユタヤ県プラトゥーチャイにある、ワットスワンダーラーラーム(วัดสุวรรณดาราราม)は、ラーチャウォラウィハーン(ราชวรวิหาร)の格付けを持つ第一級王室寺院です。
寺院はアユタヤ後期にラーマ1世の父である、プラスントーンアクソーン(พระสุนทรอักษร)によって建設され、当時はワット・トーン(วัดทอง)という名前でした。ビルマ軍の戦いにより寺院は破壊され、1767年のアユタヤ王朝崩壊後は18年近く無人の寺院となっていたそうです。
ラタナコーシン王朝になり、1785年にラーマ1世は寺院の修復を命じます。修復が完了すると、現在のワットスワンダーラーラーム(วัดสุวรรณดาราราม)へと改名されました。
その後、ラーマ4世の治世に寺院の追加工事を行い、ラーマ7世の治世にはバンコクの首都150周年を記念して大幅な改装がなされたそうです。
隣り合っているウボーソットとウィハーンの壁画はどちらも美しく、見ごたえがありました!
今回は、ワットスワンダーラーラーム(วัดสุวรรณดาราราม)をご紹介します!
入り口の様子
Uthong Rd沿いにあった看板。ここから2、3分歩くと寺院に到着しました。
ワットスワンダーラーラームを参拝
左側にウボーソット。右側にウィハーンがあります。どちらもとても美しかったです!
ウボーソット
ウボーソット外観。
目の前にある巨大な木はインドのブッダガヤから持ち込まれたそうです。
よく見ると土台が湾曲しています。これはアユタヤ王朝後期の建築物の特徴みたいです。
ウボーソット中の様子。
天井には花のような装飾が散りばめられていてとても綺麗です。
仏像が本当に綺麗です。
後方の壁画もとても素敵です。
これらの壁画は、ラーマ1世の治世に描かれたものが定期的な修復によって綺麗に残っているみたいです。
ウィハーン
ウィハーンの外観。
ウィハーンはラーマ4世の治世に建てられたと考えられているそうです。
ウボーソットと造りが似ていますが、こちらの土台は湾曲していません。
ウィハーン中の様子。
上半分に描かれた天使と中央の仏像がとても綺麗です。
ラーマ7世の治世に改装されたウィハーン。
その時描かれたナレースワン大王の生涯が14のセクションに分かれて展示されています。
後方にはビルマとの歴史的な戦いも描かれています。
ナレースワン大王の崩御後の様子が描かれています。
1枚1枚がナレースワン大王の象徴的な出来事を描いているようで、それぞれに絵画の説明がされています。
チェディ
ウィハーンの後方にあったチェディ。
ラーマ4世の治世に建てられたそうです。
ワットスワンダーラーラームの場所
ロットゥー乗り場から車で5分程度の場所にあります。
近くにはプリーディータムロン橋がありました。
施設情報
名称 | ワットスワンダーラーラーム ラーチャウォラウィハーン Wat Suwandararam Ratchaworawihan วัดสุวรรณดารารามราชวรวิหาร |
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住所 | 1/6 U-Thong 4 Tambon Pratuchai, Phra Nakhon Si Ayutthaya |
地図 | Google Maps |
HP | |
参拝料 | 無料 |
敷地内はとても静かで雰囲気の良い寺院でした。
壁画がとても綺麗です。ウィハーンの壁画をじっくりと見すぎていて、気づいたら結構な時間が経っていました!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!