プラナコン区にあるワット・ラーチャブラナ(วัดราชบุรณ)は、ラーチャウォラウィハーン(ราชวรวิหาร)の格付けをもつ第二級王室寺院です。
寺院はアユタヤ王朝から存在し、元々はワット・リアップ(วัดเลียบ)という名前だったそうです。1793年、ラーマ1世が寺院の改修工事を行い、現在のワット・ラーチャブラナ(วัดราชบุรณ)へと改名されました。
第2次世界大戦中には、ウボーソットなどが空襲により大きな被害を受けたそうです。終戦後、王室から許可を得て1950年頃から工事を行い、現在の状態へと修復されたそうです。
敷地内には、タイで亡くなられた日本人の霊を安置する日本人納骨堂がある事でも有名です。タイ国日本人会が管理しており、毎年法要が行われているそうです。堂守の日本人僧侶がいるため、参拝する事も可能です。
今回は、ワット・ラチャブラナ(วัดราชบุรณ)をご紹介します!
入り口の様子
素敵な門構えです。この通りを少し歩くとラーマ1世像があります。
ワット・ラーチャブラナを参拝
敷地内には巨大なウボーソットとサーラーがありました。
ウボーソット
ウボーソット外観。
元々あったウボーソットは第二次世界大戦中に大きな被害にあったため、1950年以降に修復されたそうです。
少し変わった形をしていて、とにかく巨大でした。
装飾がとても綺麗です。
ウボーソット中の様子。崩壊してしまう前のウボーソットには美しい壁画が描かれていたそうです。
シンプルですが、とても神秘的な雰囲気。中央の仏像の存在感が凄いです!
何度か参拝してますが、普段は閉まっていることが多いです。写真はロイクラトン日の夕方に訪問してみたら解放されていた時のものです。
とにかく美しい仏像。
台座や柱などもとても綺麗でした。
素敵な扉。
サーラー
サーラー外観。
ウボーソットの両端に2箇所あったサーラー。こちらも普段は空いていないのですが、ロイクラトンの日は1箇所解放されていました。
サーラーの中の様子。素敵な仏像が納められていました。
プラプッタプラーン
ラーマ3世の治世に作られたプラプッタプラーン(พระพุทธปรางค์)の外観。
第二時世界大戦中、ウボーソットなどは空襲により破壊されましたが、こちらのプラーンは被害を免れてたそうです。
手前の階段から上に上がることが出来ます。
とっても美しい装飾でした。
日本人納骨堂
1935年からある日本人納骨堂。タイ国日本人会が管理・保守を行っており、会員であれば宗派問わず納骨できるそうです。
日本から堂守として管理僧が派遣されているので、お参りの際などは対応していただけます。参拝したい場合は、扉に電話番号が記されているので連絡してみてください。とても親切に案内してくださいますよ!
因みに、ここの地下は第二次世界大戦が終戦した際に、辻政信と七人の部下が僧侶になりすまして潜伏した場所でもあるそうです。
ワット・ラーチャブラナの場所
MRT Sanam Chai駅から徒歩8分程度の場所にあります。
施設情報
名称 | ワット・ラーチャブラナ ラーチャウォラウィハーン Wat Ratchaburana Ratchaworawihan วัดราชบุรณราชวรวิหาร |
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住所 | 119 Chakkraphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok |
地図 | Google Maps |
HP | |
参拝料 | 無料 |
ブラブラ歩いていたら、日本の国旗を発見。今まで3、4回訪問してたのに日本人納骨堂があることに全然気付きませんでした。
堂守の日本人僧侶の方に案内していただいたのですが、タイの僧侶と日本語でやり取りしているという不思議な状況。何だかとても良い経験となりました!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!