ルーイ県ダーンサーイ郡で行われた、ピーターコーン祭りへ行ってきました。
ずっと行きたかったイサーンの有名なお祭りにやっと行くことができました。
会場は大混雑で沢山の人々の熱気に包まれた素敵なお祭りでした。
今回は、ピーターコーン祭りをご紹介します!
目次
ピーターコーン祭りとは
ダーンサーイ郡で古くから伝わるブンルアン(บุญหลวง)という祭典。
毎年6月〜7月に行われるこの祭典ではピーターコーンと呼ばれる精霊がパレードを行います。
ヴェッサンタラジャータカという仏教の物語に影響を受けていて、「王と王妃が森を離れる際に精霊は深い悲しみの中で姿を変えて見送り、その際に壮大なピーターコーンの行列が繰り広げられた」という部分から来ているらしいです。
タイ語で、ピー(霊)ター(目)コーン(仮面劇)という意味の通り、仮面を被った霊のパレードがこの祭りのメインとなっています。
開催場所
ピーターコーン祭りはルーイ県ダーンサーイ郡のワットポーンチャイを中心に開催されます。
寺院の前の通りが約1キロほど歩行者天国となりパレードが行われます。
ダーンサーイへの行き方
バンコクのドンムアン空港からルーイ空港までは飛行機が1日2便飛んでいます。(10:20と15:10)※2025年7月現在。
所要時間は1時間程度。
僕はイサーン在住なので最寄りのバスターミナルからバスでルーイ県へ行きました。
ルーイ空港からダーンサーイ郡までは公共交通機関がないため、自力で移動する必要があります。
空港の前にはレンタカーのお店があるので、ここで借りるのが楽だと思います。
後述しますが、2日目のダーンサーイは渋滞が半端じゃないので、僕は一番右のお店でバイクをレンタルしてダーンサーイへ向かいました。
イベント当日の料金は定かではないですが、タクシーだとダーンサーイまで1200バーツと記載されていました。運転に自信がない場合早めにタクシーを予約しましょう。
当初PCXを予約していたのですが、まさかの盗難にあってしまったとのことで、この小さいバイクで行きました。
ルーイ空港からダーンサーイまで約90キロ、1時間15分くらいかかりました。
この時期は雨季でよく雨が降ります。山道でカーブも多いので、バイク慣れしていない場合はオススメしません。
スケジュール
例年3日間行われていますが、1日目と3日目は宗教儀式がメインなので、一般的なパレードは2日目となります。
2025年6月28日(土)
4:00 プラウパクットを迎える儀式。ワットポーンチャイからマン川へと行列。
6:00 ワットポーンチャイ前で托鉢。
8:30 グアン王とティアム王妃の精霊召喚の儀式。グアン王宅からワットポーンチャイまで行列。
19:00 ダーンサーイ県庁前のステージでパフォーマンス。
2025年6月29日(日)※ピーターコーンのパレードの日
8:00 イベント準備
9:30 ダーンサーイ県庁前でオープニングセレモニー。パレードの開始。
15:00 グアン王宅にて精霊召喚の儀式。
15:30 ヴェサンタラジャータカをグアン王宅からワットポーンチャイへ移動する儀式。
16:00 ワットポーンチャイ裏手にて雨乞いのための花火の打ち上げ。ピーターコーンの仮面を捨てる儀式。
19:00 ダーンサーイ県庁前のステージでパーティー。
2025年6月30日(月)
2:30〜18:00 ワットポーンチャイにて説法行列を見学。
ピーターコーン祭りに参加
今回参加したのは祭りのメインとなる2日目。
参加したことがある人が口を揃えて言うのが、人がめっちゃ多い。
写真で分かる通り入口からパンパンで噂通り半端じゃなく人が多かったです。
パレード
一番の目玉となるパレードは、独特の装飾の車や奇抜な衣装がとても素敵です。
本当にここでしか見られないユニークな景色が広がります。
ピーターコーンはこの独特な仮面をつけて仮装した姿がとても印象的。
子どものビーターコーンもいてとても可愛らしいです。
このお面はココナッツの樹木から作られているようで、とても綺麗です。
一緒に写真撮影をお願いすると、みんな快く引き受けてくれてとても優しかったです。
ワット・ポーチャイ
パレードの中心となる寺院。寺院の中もかなり盛り上がっているのでぜひ参拝しましょう。
1560年頃プラタートシーソンラックと同時に建設され、かなり歴史のある寺院です。
本堂のプラジャオヤイと呼ばれる仏像がとても綺麗です。その後ろにはナーガが掘ったとされる穴があり、とてもご利益があるそうです。
敷地内には博物館があるので、ブンルアンやピーターコーンの歴史に興味があるかたはぜひ見学してみてください。
寺院の中もかなり盛り上がっていて、音楽ガンガンでみんな踊っていました。
特設ステージ
夜になるとこのステージで演奏が行われてパーティーが開かれるそうです。
ネットで見る限り、かなり盛り上がっていたのでいつか参加したいです。
お土産
Tシャツやマスコットやキーホルダーなど、お土産がとにかく可愛いです。
僕もTシャツとマスコット、キーホルダーを購入しました。
ピーターコーン祭りの注意点
ここでは知っておくべき情報をご紹介。
宿と移動手段の確保
宿の予約は早いほうがいいです。
今回1ヶ月半前に行くことが決まって宿を予約しようとしましたが、ダーンサーイはおろか、車で30分離れたプールアの宿も全て満室になっていました。
とにかく片っ端から電話して、なんとかプールアの宿が一軒だけ空いていたので良かったのですが、だめだとルーイの市街地に泊まらなければならないところでした。
あとは、車やバイク、タクシーの予約も早めに行ったほうが良いです。
渋滞
ピーターコーンには2度と行きたくないというタイ人の友人が多いですが、そのほとんどの理由が渋滞。
ダーンサーイの宿が取れれば問題ないのですが、他の離れた場所から来る場合は絶対朝一に行く必要があります。
僕は寝坊してダーンサーイに8時くらいに到着しましたが、会場付近はすでに渋滞していました。
昼過ぎから午後3時にかけては、プールア方面からくる車が約6キロ渋滞していました。
友人の友人は結局ダーンサーイにたどり着けずに帰った人もいたらしいです。
暑さ対策
雨季ですが、天気が良いと暑いので、紫外線対策などはしっかりしておいたほうが良いです。
なにより人の熱気が半端じゃないです。
今回泊まった宿
ダーンサーイから車で30分離れたプールア郡にあるプルクサーターラーガーデンという場所に宿泊しました。
ダーンサーイの宿が取れなかった場合、このプールア郡の宿もオススメです。
かなり年季が入っていましたが、みんな親切でとても居心地がよかったです。
また泊まりたいと思える場所でした。
周辺のおすすめスポット
せっかく来たなら一緒に回りたいスポットをご紹介!
ダーンサーイ郡
ダーンサーイで歴史ある仏塔。
ピーターコーン祭りの間は夜にレーザーショーが行われています。
プールア郡
ダーンサーイ郡とムアンルーイ郡の間にあるプールアもオススメ。
チークでつくられた本堂が綺麗すぎて感動しました。
自然に囲まれた素敵な寺院。
チェンカーン郡
ちょっと距離はあるけど、ピーターコーン祭りの後は、チェンカーンへ行く人がとても多いそうです。そのままチェンカーンに泊まるのも良いですね。
ラオス側の絶景が望めるスカイウォーク。
施設情報
名称 | ピーターコーン祭り Phi Ta Khon Festival งานผีตาโขน |
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住所 | Dan Sai Subdistrict, Dan Sai District, Loei 42120 |
地図 | Google Maps |
HP | ダーンサーイのFecebook |
開催時期 | 毎年6月〜7月に開催 |
かなり独特なお祭りでとても楽しかったです!
アクセスが大変ですが、イサーンが好きなら一度は行きたいお祭りです。
機会があったら、ぜひ行ってみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!