タイ北部の西端に、ミャンマーとの国境を有するメーホンソーン県があります。県内のほとんどが山岳地帯で、高地にあるため涼しい気候が特徴的。
チャン族やカレン族、モン族などの山岳民族が共に生活し、寺院、祭り、食べ物など、隣国ミャンマーの文化の影響を多く受けています。
そんなメーホンソーン県は、タイ北部で素敵な観光地を探している方にオススメの場所。中でも、パーイは世界中の多くの旅行客に愛されている素敵な街です。
ただ、タイの北部西端というだけあって、移動方法が若干わかりづらいのが難点なんですねー。
本記事では、このチェンマイからパーイ、メーホンソーンへの行き方を説明します。
目次
チェンマイバスターミナルの場所
今回利用するのは、第２チェンマイバスターミナル(アーケードバスターミナル)。
こちらがミニバンを利用した際の発着場になります。
道路の向かいには、第３バスターミナルがあるのでお間違えのないように。因みに第３バスターミナルには、チェンライなどの北部行きバスで有名なGreen Busのチケットカウンターなどがあります。
こちらが第2バスターミナル。
建物に入り、まずは直進します。
直進すると屋外に出るので、車道を横断してこの赤い看板の建物を目指します。
建物の前にはPai Here!!とわかりやすい看板が出てます。めっちゃ親切ですね。
チケットの購入場所
今回利用するのはこちらのAVIA BOOKINGです。
この他にもPREMPRACHA TRANSPORTS、Aya Serviceという会社が同じバスターミナル内にあります。
ただ、AVIA BOOKINGとPREMPRACHA TRANSPORTSはHPが一緒なので、同じ会社なのでしょうか。
僕はAVIA BOOKINGでチケットを購入しましたが、当日乗車したミニバンはPREMPRACHA TRANSPORTSのものでした。まあ、無事目的地に行ければ問題ないという事で。笑
各HPでタイムテーブルや料金の確認ができますので参考にしてください。
運行本数も多いので、チケットの購入は当日でも大丈夫な場合が多いようですが、心配な方は事前にチケットの購入をしておいた方が安心ですね。
チケット購入時に集合場所を伝えられるので聞き逃さないようにしましょう。
AVIA BOOKINGの場合は、チケット売り場の前に15分前に集合でした。
チケットを購入する際にパスポートの提示を求められました。長距離のバスに乗ると、途中検問を行なっている場合もあるのでパスポートは必ず所持しておくことをオススメします。
チェンマイからパーイへの行き方
チェンマイからパーイへは、ミニバンを使った方法が一般的です。
時間はかかりますが、料金も安いのでミニバンがオススメです。
ミニバンでパーイへ行く
こちらは先ほどのAVIA BOOKINGのミニバンを利用した方法になります。
チェンマイからパーイまでの所要時間は3時間。乗車料金は150バーツです。
始発の6:30から最終の17:30まで1時間おきに運行しています。
タイは時間にルーズなイメージがありますが、時刻通りに運行するので指定の時間には集合場所にいるようにしましょう。
乗車するミニバンはこちら。
大きな荷物は車の上に乗せてもらうか、後ろのトランクに入れてもらいます。殆どの方は後ろのトランク、もしくは足元に荷物をおいていました。
山道を走るのに車の上に乗せるのは若干不安ですよね。
11人乗りの車内の様子。
決して広くはないですが、そこまで窮屈には感じませんでした。多分LCCの機内で鍛えられた方は余裕だと思います！笑
運よく左側の１人座席に当たると、他の座席に比べて多少ゆとりもあるのでラッキーです。
走り出すこと1時間。
山道に入り、車体の揺れが激しくなってきます。
チェンマイからパーイまで、なんと762箇所のカーブがあるらしいです！
この看板を頻繁にみるようになってきます。笑
スタートして1時間半が経過。
ここで15分の小休憩があります。
トイレの利用には3バーツ必要でした。お菓子や飲み物も売っていて、みんな一斉に買って食べてました。笑
出発して3時間、無事到着しました。
正直もっと遅れたりするかと思いましたが、めっちゃ正確でぴったり3時間。ただ、到着が多少遅れることもあるようです。
チェンマイに帰るには、この到着したバスステーションから出発になります。チケットカウンターが敷地内にあるので、こちらで購入できます。
飛行機でパーイに行く
2019年6月現在、フライトがなく利用できません。
以前はチェンマイ空港からパーイ空港までのフライトがKan Airlinesから出ていました。
Due to Kan Air’s aircraft has been maintained. We are unable to provide services at this time. We deeply apologies for this inconvenience cased.
HPでのアナウンスを見るとメンテナンスのようですが、数年経っているので再開の時期は未定です。
因みに、チェンマイからパーイまで25分で来れるそうです。やっぱり飛行機は早いですね。
パーイ空港は市内の中心部から車で10分程度の場所にあります。
パーイからメーホンソーンへの行き方
こちらはPREMPRACHA TRANSPOATのミニバンを利用した方法になります。
パーイからメーホンソーンへは８:30発のミニバンのみ。
料金は150バーツ。1日１便なので、寝坊したらどうしよう！とか考えて緊張します。
発着場所は、パーイ中心部にあるバスステーションになります。
発着場にチケットカウンターもあります。
翌日出発の便を予約した際に残り1席だったので、心配な方はHP上で予約もできます。
こちらでも当日の集合時間を確認しましょう。
8:15に集合した時には、僕以外全て揃って車内に乗り込んでいました。
いや、正確にはキャンセルだと思ったのか、別の人が僕の席に座っていました。笑
渋々その人は降りましたが、少しでも遅れたら間違いなく置いて行かれると感じた瞬間でした。笑
定刻の8:30に出発。すぐに山道に入ります。
そして初っ端から本気モード。
チェンマイからパーイへの道のりに比べると、若干カーブの勢いがキツイように感じます。
体の重心が右にいったり左にいったりを繰り返します。
出発から1時間程度で15分休憩があります。
こちらのトイレは無料。本当にお手洗いだけ済ませるといった感じの休憩です。
その後もしばらくカーブが続きます。
出発から2時間半、予定より30分早い11:00に到着しました。
バスステーションが中心部から少しだけ離れています。
宿泊先や目的地によっては途中で降りた方が良いです！あれ、宿この辺りなんだけど通り過ぎてどこ行くんだろ。みたいな状態になります。笑
チェンマイからメーホンソーンへの行き方
チェンマイからメーホンソーンへ行くには、ミニバンか飛行機で行く事になります。
ミニバンでメーホンソーンへ行く
こちらは上記同様AVIA BOOKINGのミニバンを利用した方法になります。
チェンマイからメーホンソーンまでの所要時間は6時間。乗車料金は250バーツです。
始発の6:30から最終の14:30まで1時間おきに運行しています。
僕は途中パーイに立ち寄ったため、こちらにチャレンジしたことはありません。
上記のチェンマイ〜パーイ、パーイ〜メーホンソーンを連続して走れば到着するのですが、6時間ミニバンに乗るって想像するとキツイですね。
これに6時間。笑
しかもチェンマイからメーホンソーンの間には1864箇所のカーブがあるそうです！
安くメーホンソーンに直行したい方はぜひチャレンジしてみてください。
飛行機でメーホンソーンへ行く
時間がない場合はこの一択ですね。
チェンマイからメーホンソーンまで45分。料金は4000円〜6000円程度。
バンコク・エアウェイズが1日１便を運航しています。
また、バンコクが目的地の場合、ノック・エアーがドンムアン空港との直行便を出しているので非常に便利です。バンコクからメーホンソーンまで約1時間半で到着します。
今回メーホンソーン空港を利用してみたかったので、帰りは飛行機でバンコクまで帰ってみました。
ミニバン利用の際は酔い止めを
チェンマイ〜メーホンソーンの間には、1864箇所のカーブがあります。
普段乗り物酔いしない方でも、走行中に酔ってしまうことが非常に多いため、酔い止めを服用する事をオススメします。
眠気が強く出るという副作用はありますが、数時間吐き気と戦うことを考えると良いのかと。
僕自身大げさじゃん！と思ってはいたのですが、ミニバンに乗り込んだ瞬間にゲロの残り香が凄まじく、すぐに酔い止めを飲みました。
車中でお菓子を食べまくっていた欧米の観光客はみんな終始グロッキー。
自分一人だったら平気でも、密室の中で聴覚と臭覚が刺激されると、段々とやられてきます。笑
乗る前の飲食は程々に。
ヤードム・マスク・イヤホンは必須だと思います。笑
おなじみのDimin！コンビニで気軽に買えるので飲んでおいた方が安心です。
それでは、皆様の旅が快適で良いものになりますように！
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー！
