クロンサン区にあるワット・ピチャヤヤーティガラーム(วัดพิชยญาติการาม)は、ウォラウィハーン(วรวิหาร)の格付けをもつ第二級王室寺院です。
元々は廃墟となっていた寺院でしたが、1829年にタット ブンナーク(สมเด็จเจ้าพระยาบรมมหาพิไชยญาติ)が寺院を修復しラーマ3世へ献上しました。ラーマ3世はワット・プラヤーヤーティガラーム(วัดพระยาญาติการาม)と名付けましたが、その後ラーマ4世によって現在のワット・ピチャヤヤーティガラーム(วัดพิชยญาติการาม)へと改名されたそうです。
近隣の住民からは、ワット・ピチャヤート(วัดพิชยญาติ)とも呼ばれ親しまれている寺院は、チャオプラヤー川を渡ったトンブリー地区、Somdet Chao Phraya道路沿いにあります。
とても静かな寺院ですが、約40メートルある巨大なプラーンや中国様式のウボーソットなど、印象に残るとても素敵な寺院でした。
今回は、ワット・ピチャヤヤーティガラーム(วัดพิชยญาติการาม)をご紹介します!
入口の様子
右奥に見える大きなプラーンが目印。この方向に進んでいけば到着しました。
左側には道路を挟んだ目の前にあるワット・アノンカーラームの看板もあります。こちらもワット・ピチャヤヤーティガラームと同時期に建設され、ラーマ3世に献上された寺院です。
少し進むと寺院に到着しました。
雰囲気がとても素敵です。
ワット・ピチャヤヤーティガラームを参拝
寺院はそこまで広くなく、中央のウボーソットと奥にあるプラーンが綺麗でした。
ウボーソット
ウボーソット外観。
中国から持ち込まれた材料を使用しているそうで、要所に中国様式の装飾が見られます。
ちょっと変わった構造をしていました。
手前部分のスペース。
中央にバイセーマーがあり、壁や柱などがとても綺麗です。
さらに奥に進むとพระสิทธารถと呼ばれる仏像があります。
元々はピッサヌローク県にあったとされる、とても重要な仏像だそうです。
数名の方が瞑想されていて、私もタンブンしてからしばらく瞑想しました。心がとても落ち着きます。
壁紙や柱など、どこを見ても綺麗です。
プラーン
奥にあるプラーン。高さは約40メートルあるらしいです。(多分)
中に入れるようになっていて、ここから両端のプラーンへ移動することができました。
片側には仏足石。
もう片方には仏像がありました。
プラーンの上からの眺め。
素敵な景色です。
チェディ
入口すぐに対に立っているチェディ。それぞれ高さは20メートルほどあるそうです。
それぞれのチェディには仏像があります。
中の構造も対になっていて綺麗ですね。
寺院建設者の像
寺院を建設したタット ブンナーク(สมเด็จเจ้าพระยาบรมมหาพิไชยญาติ)という方の像がありました。読み方が難しいですね。
ワット・ピチャヤヤーティガラームの場所
BTS Khlong San駅から徒歩15分程度の場所にあります。
施設情報
名称 | ワット・ピチャヤヤーティガラーム ウォラウィハーン Wat Phitchaya Yatikaram วัดพิชยญาติการามวรวิหาร |
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住所 | Somdet Chao Phraya Rd, Somdet Chao Phraya, Khlong San, Bangkok |
地図 | Google Maps |
HP | |
参拝料 | 無料 |
とても静かで素敵な雰囲気の寺院でした。個人的にはかなり好きな寺院です。
寺院の名前が難しいですねー。ピ・チャ・ヤ・ティ・ガ・ラーム。読み方が間違っていたらスミマセン!
場所的に少し行きづらい場所にありますが、周辺に行くことがあればぜひ参拝してみてください!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!