ヤソートーン県ムアンヤソートーン郡にある、タートゴーンカーオノーイ(ธาตุก่องข้าวน้อย)へ行ってきました。
アユタヤ王朝後期に建てられたと考えられているそうですが、正確な記録は残っていないようです。
1936年には美術局によって正式に遺跡として登録され、ヤソートーン県ではとても神聖な場所として考えられています。
また、ここバーンタートトーンという町は、ドヴァーラヴァティー時代に集落があった場所だと判明しており、その時代の様々な仏像などが発見されているそうです。
今回は、タートゴーンカーオノーイ(ธาตุก่องข้าวน้อย)をご紹介します!
タートゴーンカーオノーイ
とても素敵な仏塔です。
2012年頃に修繕されたようで、かなり状態が良いです。
小さい仏塔の中には仏像が納められていました。
仏塔の周りには壊れかけた仏塔や土に埋まったバイセーマーがありました。
博物館があったので入ってみました。
古い仏像が数点と何故かクレヨンしんちゃんや一休さんのDVDが展示されていました。笑
タートゴーンカーオノーイの伝説
この仏塔の建設にあたって、語り継がれている伝説があります。
その昔、働きにいった息子は米を持ってくる母を待っていましたが、あまりに遅くとても空腹になりました。
到着した際に母の持っていた竹篭があまりに小さく見えた息子は、激怒して母親を襲い殺害してしまいます。
その後、米を食べていた息子が満腹になると、その米は予想以上に多く食べきれないことに気づきます。
死んで倒れている母を見て罪悪感を感じた息子は、罪を償うために母が亡くなった場所に竹篭の形をした仏塔を建てました。
地元ではこの仏塔を「母を殺した息子の仏塔」という意味のタートルークカーメー(ธาตุลูกฆ่าแม่)と呼ぶ人も多いそうです。
ちなみにちょっと離れたワット・トゥンサダオ(วัดทุ่งสะเดา)という寺院にも仏塔があって、そちらは棒で母を殴ろうとしている人形などもおいてありました。
空腹って怖いですね。
タートゴーンカーオノーイの場所
ヤソートーン市街地にありました。
施設情報
名称 | タートゴーンカーオノーイ That Kong Khao Noi ธาตุก่องข้าวน้อย |
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住所 | Tat Thong, Mueang Yasothon District, Yasothon 35000 |
地図 | Google Maps |
参拝料 | 無料 |
とても素敵な仏塔でした。
市街地からもそう遠くないので、時間があったらぜひ立ち寄ってみてください!
以上、最後まで読んでただき、ありがとうございましたー!